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暗闇に光る


レコーディングの際、ギターアンプとベースアンプは、実際に演奏をしている部屋とは別の部屋に置かれています。

私たちが演奏している部屋にはドラムがセッティングしてあり、ドラム録音用のマイクがたくさん並んでいます。バンドでせーの!で演奏するためには一緒の部屋にいた方がよいのです。最近はレコーディング技術も進歩し、スタジオに集まらないバンドも多い中、有頂天は非常にバンドらしいやり方でレコーディングが進みます。

ただし、演奏している部屋でアンプを鳴らすと、ドラムの音にギターやベースの音まで入ってしまうため、別の部屋にアンプを置いて演奏することが多くなるのです。

私は再結成時からLIVE、レコーディングに、電源を入れると「光る」アンプを導入しています。楽器はいい音の前に絵面も非常に重要です。

ただ、上記のようにレコーディングスタジオでは、どこかの部屋にアンプだけで置かれていることが多く、人はその部屋にいないために電気はつけなくてもよいことになります。また、照明によってはノイズの原因ともなるためできれば点灯しないことになります。

真っ暗な部屋に置かれることの多い、さびしい私のアンプですが、電気を消されようがけなげに常に光っています。


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